資産家である森田(森章二)の夢は、本格的なプライベートSM映画を製作すること。そんな相談を受けていたSM作家の吾郎(若山騎一郎)に、可憐な女子大生を紹介したのは零落した映画監督の吉本(雅まさ彦)だった。折江(西野翔)と名乗る彼女の実家は借金を抱えて、現金を必要としていたのだ。
団鬼六のSM小説を、本作で引退となる水森あおい主演で映像化。妻との離婚後、実直な日々を送っていた美術教師・上原はホステスの夏子と出会い、結婚を考えるようになる。だが、夏子にはヤクザの男がおり…。
大正から昭和初期にかけて、壺フリと男伊達で近隣のやくざモノたちを震え上がらせた梅里のお駒の侠客伝説。大好きな男と添い遂げても、弱きを助け強きをくじく、粋でいなせな振る舞いがついつい仇となり故郷を追われてしまう。その間、連れ合いの男は別の女郎と身を固めるも、地元やくざの開く賭場に入れあげ、進退窮まっていた。そこに舞い戻るお駒、目にも鮮やかな殺陣で周囲を圧倒しまた、故郷を後にする。
SM文学界の巨匠・団鬼六のオール讀物新人賞受賞から50周年を記念した作品第2弾。夫から売り飛ばされた美貌の妻が驚愕の被虐行為を体験する。主演は人気セクシーアイドルの光月夜也。
「あなた、におうのよ。みんなの迷惑だから、体育の授業、休んで欲しいの」クラス委員長・理恵の言葉にショックを受け、思わず薬を万引きしてしまう、まゆ。だが、その万引きは、女教師・静子に見られていた。「麗夫人陵辱」に続き、日本文学界において異彩を放ち続ける孤高の作家・団鬼六特別出演による作品の登場である。ありとあらゆるせめを繰り返し、女子学生二人の羞恥心をズタズタに切り裂く静子、さらに静子に屈辱を与え続ける先生。果てることなき辱めの世界が、今、幕を開ける
名門・久世家の妻として迎えられた詩織。留守がちな夫。寂しさを紛らわすために家に呼んだ女流作家・静子と束の間の楽しいひとときを過ごす詩織。だが、静子はすでに気づいていた。詩織の清楚な仮面の下で蠢く、詩織自身も気づいていない花芯のうずきを…。団鬼六による特別出演が実現した本作は、そのクオリティにおいて昨今の巷に溢れる凡百のエロス作品を遥かに凌駕する作品である。団文学ファンのみならず、性と向き合う全ての人々に贈る、ロマンポルノ最高の話題作、遂に今、そのベールを脱ぐ!!
歴史ある旅館・松風を相続し、細腕を振るう女将の立花絹代。しかし、彼女の夫である清二は愛人の愛子との情事に溺れて、闇金に手までを出す放蕩三昧だった。悪徳高利貸しの川村は、高貴な絹子の肉体に目を付けた。そして清二の借金を回収して、川村は松風の手形を抑えた。それを知って嘆願に向かった絹代は、川村から肉体を要求される。しかし、川村の背後で糸を引いているのは愛子だった…。
将棋の名人を父に持ち、自身も名人の肩書を持つ女流棋士・葉子は、誰もが‘高嶺の花’と羨む存在であった。そして、名人・大崎の一番弟子という地位を手に入れた田村が、名人の跡を継ぎ、葉子を手に入れたのだが…。
克彦は亡くなる前に6通の遺書を書いていた。1通は妻・浪江に宛てたもので、残る5通は‘アザミの会’のメンバーへのもの。‘アザミの会’とは、不能であった克彦が興した悦楽の儀式を行う集いだった…。嗜虐的妄想にとり憑かれた男たちが織りなすSM夢幻世界。
OLの江梨子は、不倫関係にあった上司に一方的に別れを告げられる。さらに追い打ちをかけるように江梨子は2人の男に襲われ、緊縛されて乱暴されてしまう。しかしそれがいつしか快感へと変わり…。