江戸城下における性風俗の著しい乱れ。その背後には、多くの信者をかかえる邪教集団・陶眩教の陰謀があった。楓(紅月ルナ)は、教団本部への潜入を夢尼から命じられる。しかし、逆に教団幹部の薔薇喰居士から淫術をかけられ、性欲に憑かれた肉欲地獄へ堕ちてしまう楓。陶眩教の神体・傀儡魔羅を使って、楓は狂ったように自慰を続ける。
江戸中期、享保の改革を推し進める八代目将軍吉宗だったが、江戸城下では性犯罪が多発していた。傘張り職人の吉右衛門とその若妻の小春(今野由愛)は、つつましくも幸福に暮らしていた。小春には、妹の楓(灘坂舞)がいた。生娘の楓は、所帯を持ったばかりの小春が羨ましくてならなかった。