痴●白書 - シリーズ一覧(映画)

日向千恵美は、大好きな彼・健一にも体を許せずにいる潔癖性の女子校生。ある朝、千恵美は痴漢に遭い、大声を上げその男を警察へ突き出した。それを横目に会社へ急ぐのは、初恋の男が忘れられないOL・朋子。次の日、朋子は初恋の頃の思い出の場所に来ていた。そこへ千恵美を抱こうとして拒絶された健一がやってきた。

「痴漢盗撮」専門のAV監督杉村。彼は、趣味と実益を兼ねて低迷気味のアダルト業界で日銭を嫁いで暮らしていた。そんなある日、痴漢のターゲットになったのが、セックスがどんなものであるかも知らず18年間を全寮制の学校で厳しく育てられてきた、ある旧家のお嬢様・美緒。感じるということをはじめて体感した彼女は、自分の体の変化に驚きつつ、もう一度教えて下さいと杉村を追う。

どんな男とベットを共にしても、いつも不完全燃焼に終り、常に欲求不満のイケない女・菜月。高校時代の体験から、自分の性器にコンプレックスを持ち、セックス恐怖症になった女・康恵。そんな二人が暮らすアパートでは、常に菜月が男を連れ込み、SEX三昧。それを見守る康恵もストーカーに追っかけられ、悩みの解消の糸口さえ見つからない。

旅行代理店に勤めるOL・未知。彼女は学生時代に通学電車で痴漢行為を受け、それがトラウマとなり、恋人・川本との性交渉に問題を残していた。ある日、未知は偶然出会った心理療法士・鮎川のカウンセリングを受けることになる。カウンセリングがすすむにつれ、未知の過去が明らかになる。

ピンク映画の監督・三上が新作のヒロインに抜擢したのは、助監督時代に1度だけ一緒に仕事をした事のある河野マコト。優しく美人で、憧れの心のマドンナでもあった。あれから5年…、一段と魅力的になって現れたマコトを前に、あの熱い想いが再び甦る。

津島さえこは、夫の隆の勧めもあって翻訳事務所に勤務していた。何の不満もない生活のはずなのに、さえこは二人の間に流れる噛み合わないものを感じていた。そんなある日、通勤電車の中で痴漢に遭遇。その巧みな指の動きに、思わず股間を疼かせてしまう。再びその男に遭った彼女は後を尾け、不動産屋に勤める内田慶一であることを突き止める。

看護婦の相田みゆき・24歳。商社マンの幸一と婚約し、アメリカでの新婚生活を控えて慌ただしい日々を送っていた。しかし、愛しているはずの幸一と会っても、なぜか燃えきれないみゆき…。そんなある日、電車内で痴漢に遭遇。みゆきは、痴漢の指に感じつつも逃げるのが精一杯だったが、数日後に急患で病院に担ぎこまれて来た男を見て愕然とする。

優しい妻と年頃の娘。そして一戸建てマイホーム。真面目だけが取り柄のサラリーマン・一郎にとって、それだけが生きる糧のようなもの。ある日、満員電車で痴漢現場に遭遇するが、無視して狸寝入りをキメ込む一郎。ところが、偶然バッグの中に、痴漢に遭っていた若い女のポケベルが転がり込む。

毎夜「ルビー」という名の女性とパソコンで語り合う事、そして痴漢行為をする事…それが自己確認でもある宏だったが、ある日痴漢行為の最中に不思議な石を落として逃げた女性に心惹かれてしまう。

ブライダルサロンに務める矢部は、ある日、通勤途中の満員電車の中で痴女に遭遇する。ズボンのジッパーを後ろ手に引き下ろされ、誘惑いっぱいに忍び込むしなやかな手。男でありながら、緊張感と快感の間で翻弄される矢部。顔は見えないが、彼女の耳元にはパールのピアスが光っていた…。