江見は性犯罪対策チームの一員として自分自身の体を使い、日夜卑劣な痴漢犯罪者と戦っていた。そんな江見にも家に帰れば正樹という望むべくもない彼氏に見守られ公私共に充実した生活を送っていた。しかし、痴漢の被害に逢っていたある女性との出会いがきっかけで事態は思わぬ方向に進んでいくこととなる…。
【第一話「痴漢冤罪の裏」】混雑する電車内に立っている美佐の尻を撫でる痴漢の手。恥辱に俯く美佐。と、その時「おい!やめろ!!」声をあげたサラリーマン山上。「違う!俺は何もしていない!」必死に言い訳する松葉。言い合う二人の男…。事件後数日、確信もないまま捕まっていった松葉のことが気になって仕方がない美佐は、公園で彼を見かけて思わず声をかけてしまうのだった…。(他1話収録)