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事業に失敗し、金を持ち逃げされ、俺は帰る家もなかった。頼る相手はもう何年も顔を合わせていない兄しかいなかった。「どの面下げて帰ってきたんだ!」兄が怒るのも無理はない。親父の葬式にすら顔を出さず好き勝手やっていた俺に言い返す言葉はなかった。「…ずっと心配してたんだよ」兄と結婚して、義姉になった幼馴染の麻耶だけは昔と変わらず優しかった。ずっと隠していた気持ちが溢れ出して…俺は麻耶を押し倒してしまった。
上京して起業するもあえなく失敗、残されたのは借金だけ。途方に暮れ、家出同然で飛び出した実家に帰ると、かつて幼馴染だった義姉のあかりが迎えてくれた。「…大人っぽくなったね」情けない俺に、あかりは昔と変わらず優しかった。「すぐに出ていけ!」烈火のごとく怒り狂いながらも兄貴は出張に行った。俺は隠していた想いを抑え切れずにあかりを押し倒した。