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出産間近い真実は生まれる子供の用意に忙しかった。夫の村上はサラリーマンだが突然帰宅しなくなった。真実に不安な日々が続く。その彼女の様子を隣のマンションに住む久保が除き見ていた。作家の久保は妊娠中の妻を交通事故で亡くしているため、彼は妊婦に異常な関心を寄せ、真実に強く引かれていた。彼女の夫村上は家庭を捨て愛人と逃避行を続けていた。そして、真実と久保のあいだにも…。
文男の妻裕子には恋人がいる。スイミングクラブのインストラクター保夫である。裕子は平凡なサラリーマンの夫より保夫を愛していた。文男は古い上着のポケットから鍵を見つけ、それが裕子が独身時代に住んでいたアパートの合鍵であることを思い出した。そしてその部屋を訪ねて、その部屋で過ごした幸せな日々を追い求めたが…。
ブティックの女店主みね子はレズビアン。彼女が目をつけたのは女子大生の愛子。店で働くことになった彼女を家に招き、言葉巧みに服を脱がせ優しく抱いた。愛子との甘い日々が続く中、みね子のパトロンが2人の前に現れ愛子の肉体を奪い…。男は射精してしまえば終わりだが、女同士なら果てることない快楽を楽しむことができる、というレズビアンの妖しい世界を描いたエロス。
包丁さばきも鮮やかな女板前。豊満な胸にキリッと晒布を巻いて、太ももあらわに粋な彼女はなぜか男嫌いで通っている。その彼女が始めて恋を知り官能の血を燃え上がらせた。相手は包丁一本に精魂を傾ける名人肌の板前。二人は互いに熱い想いと体を交わしたが…。
道子と佳子は電車の中で男を誘惑し、痴漢するとそれをタネに金を巻き上げていた。北島は道子に痴漢してから彼女が忘れられなくなっている。佳子は道子の妹分だがまだ男を知らず、道子を恋人のように慕っていた。ある日、道子が中年の男から未発売のフロッピーを抜き取ったことから意外な事件が起こった…。
林立している高層団地。恵子は夫が出勤すると自転車で外出するのが日課のようだ。団地の別棟に住む内藤はコンビニエンス・ストアの夜勤店長。妻の洋子は少々だらしない女だが、夫のいない夜になると決まって自転車で外出する。恵子と洋子はよく似ている。いや、同一人物なのだ。洋子の秘密があるらしい性活に不審を抱いた隣の球味は、密かに内偵を始めた。
女は女であるが故に虐げられてきた。歴史の裏側にはこうした女たちの流した血がしみついている。この三話は長い歴史の中に埋もれていた数々の凄惨な記録を白日のもとに暴露した問題作である。明治、大正、昭和と三時代にわたる鮮烈で悲しい女たちの姿がここに蘇る…。
舞台は自然の美しい村。だがここも若者は都会へ行ってしまい、不況の波が押し寄せている。村で一軒の旅館ほのぼの荘の常造は、活性化のために東京から茜と桃子のコンパニオンを招いた。挑発的なスタイルで現れた二人に村中大騒ぎ。常造には娘が二人いる。姉の玉子は五年前に恋人と上京したが、振られて帰ってきた。妹の千代は恋人の三郎に東京へ行こうと誘われ上京することになり、玉子も後を追って…。
医学部を目指す浪人生とピンサロ嬢の変態同棲生活。縛り上げられ、尻を浣腸で責められる毎日が続く。そして、若い娘、和江を巻き込んだ異常な女二人、男一人の生活が始まった。愛と変態に疲れた女は男をすて消えた…。彼女を失った男はその時…。
加川は電車の中でマリーに痴漢したが突然彼の頬を張り大声で罵った。加川は仕返しをしようと彼女を尾行しマンションを突き止めた。数日後、彼は痴漢されるのが大好きなゆりかと出会う。彼女の協力を得て、加川はマリーへの復讐を開始した。マリーは社長の原田やエリートビジネスマンの大前、フリーターのオサムら複数の男と関係を持つ謎めいた女だった。加川はそんな彼女の正体を男たちにバラそうと企む…。