大蔵映画 - メーカー一覧(映画)

トラック運転手の勝馬は牧場の娘・広子が運転する車に衝突された。広子は勝手に文句を言い走り去った。その夜、勝馬はホテルでひいきのデリヘル嬢・花を抱くと、いつものように金をせびり競馬新聞を広げた。呆れ顔の花は縁起担ぎに近くの牧場の名馬の墓参りを勧めた。勝馬が墓を訪れると、仁王立ちの広子と牧童の守と良二に怒鳴られ馬をけしかけられ…。

美帆子は亡き夫・純一の遺した銭湯・喜多乃湯を切り盛りしている。純一の同級生で彼女に恋焦がれる酒屋の鈴木は、そんな美帆子を応援していた。ある日、美帆子は銭湯の前で裸で倒れていた徹を介抱し、記憶を失っていた彼を住み込みで雇い入れた。徹は時折、ある女性と交わる幻覚を見た。それは徹底的に女のペット化した自分の姿だった。いつしか徹は美帆子の優しさに惹かれていくが…。

会社員の慎吾は地震のはずみで落ちてきた一枚の川柳を見て大学時代を思い出した。当時彼は恋人のエリと同棲をはじめ、将来を誓うために神社にお参りに行く。その時、二人は傾いていた道祖神を直してやった。数日後、エリは慎吾と喧嘩し部屋を飛び出し、同郷の先輩・横山を頼った。やがてエリは慎吾のもとへ帰ろうとするが、横山は彼女に愛を告白し押し倒した…

映像作家の公平は久しぶりに故郷の駅に降り立った。12年前、円香は下校中幼なじみの千絵と出くわし一緒に帰った。千絵は都会の大学への進学を考え、推薦を取り付けるため担任の友也と寝た。その一方で幼なじみの正太のはっきりしない態度に困っていた。二人は廃校になった母校の中学校に寄り、小さな映像の賞を取った事をきっかけに家出同然で都会に出て行った公平の話をした…

京子は年下の祐二と結婚して3年、今や夫婦は倦怠期を迎えている。そんなある日、祐二が会社の健康診断で糖尿病の疑いがあると言われた。京子は隣家の妻悦子から、糖尿は精力が弱くなると聞かされ心配する。数日後、京子はAV出演のために出掛ける悦子と顔を合わせ、意気揚々とした彼女に唖然とする。子供が欲しい京子はセクシーな格好で祐二の帰りを迎える。だが、彼が電話で癌の話をしているのを耳にし…。

とある商社の保険医・真子は、エリート社員の遠藤を射止め幸せの絶頂にいた。彼女と同期のキャリアウーマン・桐子が医務室の鍵を借りに来る。淫乱な桐子は医務室をホテル代わりに社内の男を連れ込んでいるのだ。その秘密を知っているのは、真子と、同期で鬱病の弘美だけだった。ある日、いつものように桐子が医務室を借りに来たので、真子は煙草を吸いに屋上へ向かうと…。

人より少し霊感の強い和代は東京で占い師をしていたが、ぐうたらな恋人の一郎が多額の借金を作り、取立てから逃れるために彼と共に田舎町へやって来た。滝壺で滝に打たれた和代は服とバックを流されてしまい、一郎が盗んできた巫女の着物を身にまとった。偶然通りかかった地元の名士・冨永は巫女姿の和代に一目惚れし、彼女が霊能者と聞くと自分の屋敷の離れで霊感占い商売をすればいいと勧め…。

出張ホストの郁夫は客でカメラマンの仁子に気に入られ、モデルとして雇われる。彼は撮影場所である仁子の家を訪れた。仁子はポルノ小説家の妹・きよえと女子校生の弥生と三人暮らしで、それに不気味な下男の功一が影のように付き従っていた。郁夫はモデルをしながら気ままな毎日を過ごす中、きよえとセックスしてしまう。弥生はこの家から逃げるよう郁夫に告げるが、何故かここから抜け出すことは出来ない…。

愛用のキャラバンを修理に出した真二が電車に乗っていると、痴漢に遭っている女がいた。無表情に男の手を受け入れるその女・ナナ。真二はナナを白黒ショーの相手役に誘った。彼は元彼女の花枝の家に寝泊まりし、テキヤの源さんのテント小屋でショーを行っていた。ナナの素人っぽさが観客に受け、連日大入りが続く。そんな中、客の中年男からオカリナをプレゼントされたナナは突然姿を消し…。

昇は妻・明子の不倫に我慢の限界が来て、何でも屋の竜二を利用して離婚を企んだのだった。そして今度は、友人の娘で売り出し中の女優・由美がマネージャーの玲子とレズ関係にあるので別れさせてくれと竜二に依頼した。二人は来週から一週間の休暇を高原のペンションで過ごすことになっていた。昇は一人で別荘地を散歩する由美を待ち伏せし、人気のない所へ誘い出し車のトランクに拉致して…。