この世のものとは思えないほどの美少女たち、「ストラトスフェラの妖精」と呼ばれる人間ではない存在。その中で約5体、極めて人間に近い感情を持った「非完全体」と呼ばれる個体がいるという。楽しみであるかのように妖精を屠る情性欠如者の少年たち。蜜月を送っているかのような笙とフロイは…!?
コンピューター好きの少年、藤須笙は深夜自分の住むマンションの外階段で美少女と出会う。声を掛けようとした途端に逃げ去ってしまう少女。彼女のいた場所にはまるでフルーツのような香りを放つ粘液がたまっていた。彼女がそこでやっていたこと、それは「覗き」だった…。
荒廃する近未来、何処からともなく現れた不思議な美少女達。儚げな面持ちで繁華街の街角に立ち、果実の香りの愛液を垂らす。何の為に現れ、何をしようとしているのか…?
同窓会の時に約束した正月明けのスキー旅行で、瑞穂の実家が経営するペンションが宿泊先になった。再会した仲間達とスキーを楽しむ瑞穂。しかし、瑞穂の母親が過労で倒れる。瑞穂は祖父から家族と共に暮らさないかと言われ悩む。母親の身体も心配だが、胸に秘めた人、達也のいる街で過ごしていたい。揺れる心の中で瑞穂が出した答えは…。