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……働きアリのような生活は、妻への愛情を奪い去ってしまっていた…。だから離婚が成立したその日の夜は、むしろ晴れ晴れとした気持ちだったと思う。珍しく一人で酒を飲み、独身時代のように夜の街を徘徊した。様変わりして若者のものになってしまった街並みを見て感慨に浸っていると、視線に気付いたのだ。「―――」もしも子を授かっていたならば……と、そんな考えが浮かんでしまうような、自分の娘ほども年の離れた少女だった。自分のような中年と電車で隣り合ったなら嫌な顔そして離れていきそうな、女子校生という名前の生き物だ。だが彼女は、離れるどころか近付いてきた。そして言ったのだ。「ねぇ、もしかしておじさま、暇しちゃってるの?」むわり―――と。生意気に、濃厚な雌の匂いを漂わせながら。 (c)2013 ORCSOFT/ピンクパイナップル
<STORY>瀬戸内海に浮かぶ緑豊かで穏やかな大神島。今は欲望と狂気に満ちた地となっている。UNKNOWN-LEVEL4、収束したはずの感染災害がこの地で再発したのであった。街は多数の感染者が徘徊し、いたるところで彼らによる凌辱劇が繰り広げられていた。この混乱から逃れようとして誠、彩月、茜梨、ターヤ達は街はずれの森の中を進んでいた。難をのがれたがやみくもに進んでいるのは危険ではないかと考えた一行は、ターヤの親友である村上怜のいる神社を目指すことにした。感染は予想以上に早く広がり、人気の無さそうな森にも感染者達が徘徊していた。そして若い娘が放つフェロモンは感染者達に極上の獲物の場所を教えていることになっているのであった。