渡辺とく子 - 作品一覧

純白のウエディングドレスの明子は祝福の声の中で、幸福の絶頂…、にいるように見えた。しかし控室でレイプまがいの乱暴さで明子を求める花婿の態度は、これから暗黒の生活が始まることを意味していた。涙を拭き身支度する明子。突然、二人の男が乱入して来た。銃を突きつけ逃亡するための車を運転しろという。二人の狂犬は冬彦と春夫。賭博場を襲い現金強奪に失敗し、春夫は膝を撃たれていた。恐怖のあまり、秋子の運転は道をはずれ川へ転落してしまうが、二人は秋子を責めようとはしなかった。駅の操車場に侵入した三人は、突然動き出した貨物列車に乗り逃亡を続ける。少しずつ秋子は二人に溶け込んでいった。ウエディング姿の花嫁と、狂犬二人の奇妙な逃亡旅の始まりだった。

3人の男たちがポルノシナリオを書くために女性を追い求めて騒動を巻き起こすロマンコメディ。映画のシナリオを執筆するため温泉へやって来た3人の男は、必死になってネタを探すが…。監督は『新宿乱れ街・いくまで待って！』の曽根。

熟年の人妻が淫靡な陶酔の世界に引きずり込まれる姿を描いたエロスドラマ。エリート検事の妻・弘子は、何不自由ない生活を送っていた。しかし、夫のせいで性的には満たされていない状態が続いていた。

‘マスター・オブ・ロマンポルノ’西村昭五郎が監督、志麻いづみ、芽樹あやこらオールスター共演で贈る官能絵巻。東大を目指す予備校生・新堂発人は短大生のリカにぞっこん。しかし彼女には本命がいて…。『日活名作ロマンシリーズ』

流産した悲しみにうちひしがれていた冬子は、ふとしたことから巻きこまれたサラ金会社強盗事件にかかわり逃亡することになる。袋小路にたたされた冬子の前にはもはや「家庭」、「愛」、そして「自由」すらなかった。ハードなタッチで展開するエロチック・アクションポルノ。主演は「赤い暴行」で神秘的な女を好演した岡本ひろみ。監督はハードボイルドタッチのアクション映画に定評のある澤田幸弘。松田優作が、生命保険勧誘員としてゲスト出演している点もみどころのひとつ。

外房の真夏の太陽がギラギラと照りつける磯で、海女の初子はあわび取りに励んでいた。真っ黒に日焼けした顔、豊かな体、そして笑うとこぼれる白い歯は、まさに健康そのものだった。初子の舟の舵は異父兄妹の兄の浩一が操っていた。この二人は仲がよく、まるで夫婦のようだったが、幸せだったのは初子が幼いころだけだった。十分に女として成長した初子は、兄が好きで好きでたまらなかったが、この不自然な愛は兄妹という厚い壁にはばまれ、思いを遂げることは不可能だった。

車窓に見え隠れする紺碧の海は、夏の日の陽光を受けて輝いていた。チヒロは憂いを秘めた眼差しで、その窓外の景色を見やっていた。父親の危篤の報せに、家出してから六年ぶりで帰郷したのであった。スーツケースを下げたチヒロは、古ぼけた射的屋・九十九屋の前までやってきた。そして、人気のない店内に入ると、空気銃を手にして無心に的を狙い射ち始めた。それを唖然としてみていた店番の光一が声をかけると、表情一つ変えずにチヒロは、冷ややかに「あの人はまだ生きてるの」と言い放った。

みきとハル子は、家出してふとした事から知りあった山岡と同棲、万引、売春と好き勝手な青春を送っていた。そこへ、スケバン、マフィアと呼ばれる組織の黒い影が、二人の背後に忍び寄ってきた。スピード感あふれる異色ロマンポルノ。

小麦色のボディにビクビク敏感刺激っちゃう。誘惑のビーチ・サイド。

「わかったよッ！やらせてやるよ！！」その時少女は、濃いめの化粧とミルクの匂いをさせてディスコを出た…。