戸川暁子 - 作品一覧

青春の隙間にくさびを打ち込む歪んだ欲望！はぐれ者達の挽歌が田園の夕映えを奮わせる！！善作、礼次、昭三。かつての不良仲間3人が、とある飲み屋で思わぬ再開をした。すっかり酔いが回った彼らは、その勢いでトラックに積んであった卵を盗んでしまう。賠償金を支払うことで話を丸くおさめてしまう親たち。被害者は、かつて浅草でテキ屋家業をしていた泰造（室田）。若者の無軌道ぶりに昔の自分を見たのか、彼は3人に遊ぶ金さえ渡すほどの物分りのよさを見せる。それ以来、泰造を慕う3人。少し頭が弱い妻・枝美子（黒沢）を溺愛する泰造、そして性の衝動を吐き散らすかのように青臭いSEXに興じる3人。いつしか彼らは世代を超えた仲間意識で結ばれていった。ところがある日、泰造が酔い潰れたことから思いも掛けぬ悲劇が…。無軌道の中の臆病さを見事な感性で演じ切る古尾谷康雅（雅人）、人の良さが仇となる泰造を熱演する室田日出男。名匠・田中登が、若者たちの性の渇望、夫婦の愛を精緻なタッチで描く衝撃エロス！

快楽が罪…。シスターの花蜜に群がるサタンの触手！かつて、この聖クレア修道院の前に置き去りにされた雪（鹿沼）も、もう20歳。聖女のように清らかに育った彼女は、いま修道誓願の儀式を受けていた。その神聖なる場所も院長・佐和が入院したことから、恐怖の館へと変貌を遂げていく。司祭の朝井と密かに肉欲を貪りあっていた文子（吉川）が、院長代理に就くや、まず加代（三崎）が、彼女の犠牲となってしまう。妊娠しているというのが、その理由だ。地下の折檻部屋の中、半裸で鎖で吊るされ、鞭打ち。さらには塩水、ゴボウと容赦ない責めが続く。まるで悪夢。必死に日々の平安を祈る雪だが、そんな気持ちを嘲笑うかのように、彼女にも思わぬ不幸が襲いかかってくる。修道院を抜け出して、昔の悪い仲間3人と戯れていたマリ（赤木）と遭遇。3人に次々と無垢なその体を奪われてしまったのだ。そのショックから一度は海に身を投げた雪だったが…。目をも覆いたくなるサタンの拷問の数々…。鹿沼えり、古尾谷雅人共演（2年後結婚）の‘修道女’シリーズ決定版！