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上京以来疎遠だった祖父が亡くなり、彼が営んでいた旅館と隣接する喫茶店を相続する権利を得た花音。恋人の博とともに思い出の場所に再び足を踏み入れた彼女は相続放棄をしようとするが、かつてこの店の看板メニューとして人気を博していたタマゴサンドのレシピを教える条件で宿ごと大金で買い取るという話を持ち掛けられる。祖父が料理をしていた記憶すらなく途方に暮れる花音の前に、祖父の幽霊が現れる。はたして、タマゴサンドの味に隠された秘密とは？
