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父の死によって顕嗣は、5年ぶりに屋敷に呼び戻される。父は、日本屈指の大財閥会社の会長であり、顕嗣はその跡取りであった。遺産など全く興味がなかった顕嗣だが、処分のためしばらく椿屋敷に滞在することになった。しかし、その夜、顕嗣はある遺産を相続することになる…時を同じくして屋敷内で殺人事件が起こった。誰がいったい？何のために…やがて館の夜を恐怖が支配していった…。
ある日、突然琴美が殺された。そのことを顕嗣は自分への挑戦とみなし警察には伏せて犯人捜しを開始した。まず、最初に疑った小夜を奉仕の時間に指名し、事件のことを聞き出すにはちょうど良い場所である調教部屋に呼び出した。部屋の扉を開けた瞬間、小夜は青ざめ抵抗するが抵抗もむなしく鎖に拘束され木馬に乗せられ激しい拷問責めに…果たして事件の真相は明らかになるのか？
琴美、小夜と次々と椿屋敷の中で起こるメイドたちの謎の死。顕嗣の鋭い洞察力で小夜の殺しと茜を襲ったのが鞠の犯行だということがわかった。どうしても椿屋敷を手に入れたかった鞠は、もう絶対に手に入れられないことを悟り自殺した。しかし、裏で操っている者が他にいた！茜の想いは顕嗣に届くのか？衝撃の最終章の幕が開く！
