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結婚して三年、柴田杏子は夫・啓介との団地住まいに何の不満もなく、夫の生活が自分の生活でもあるように思っていた。だが最近になり、夫に彼女自身知らない部分があるのではないかと思うようになっていた。そこで杏子は興信所の寺尾に夫の素行調査を依頼した。その折も折り、杏子が昔同棲していたときのアパートの管理人から、彼女の恋人だった岩男が無理心中したとの知らせを受けた。二人とも助かったが、病院に駆けつけた杏子が見たものは、岩男の首筋にあるかき切ったような傷であった。
ある日、会社の秘書課に勤める西田礼子のライターを拾ったことから、野村の心に恋が芽生える。しかし、純情な野村は映画に誘うのが関の山で、それ以上の接近はできないのであった。玲子と同じ秘書課に勤めるオールドミスの春江は、積極的に野村に近づき、一夜のセックスをむさぼりあう。一方、礼子は純情な野村との触れ合いの中で、自分の輝きを失った青春に、嫌気がさしてくる。
東京のヤクザに戦いを挑む九州のヤクザの跡取り娘の活躍を描く。中堂利夫の原作の映画化で、脚本は竹山洋、監督は「宇能鴻一郎の開いて写して」の西村昭五郎、撮影は「鳴呼!おんなたち 猥歌」の山崎善弘がそれぞれ担当。
‘ロマンポルノの皇帝’武田一成が監督、川崎あかね、宮下順子らが共演したエロスコメディ。下町のボロアパート「不動荘」を舞台にした笑いとペーソスあふれる人情ポルノの傑作。名優・殿山泰司が共演。『日活名作ロマンシリーズ』
病院清掃係の坂井一夫は、他人の情事を盗み撮りし、それをネタに男からは金をゆすり、女にはネガと交換という約束で彼女らを犯しさいなむ嗜虐的な行為に密かな悦びを感じていた。デザイナー川口千枝も、坂井の罠にかかった一人であった。千枝はネガと引き換えに彼に体を与えたが、坂井は約束を破りネガを返さなかった。そして、ネガを取り戻そうと騒ぐ千枝を、犯罪の発覚を恐れた坂井は殺してしまう。
うっそうたる杉小立が夏の強い日差しをさえぎり、かすかに流れる風も涼を含む古都鎌倉の常在寺。朗々と物語を読む男の太い声が聞こえてくる。頬をちょっぴり赤く染めながらも、何食わぬ顔ですましている数人の女たちが、その淫らな目つきを隠すように伏せ目がちに聞いている。男はこの寺の和尚、日興で、読みながらの視線は時々、女の一人、聡子の白いうなじに走っていた。
‘桃色仕事人’藤井克彦が監督、可憐な容姿で初期ロマンポルノを支えた小川節子が主演する官能時代劇。宝暦年間の大奥を舞台に、将軍・家重の逝去により尼僧生活を余儀なくされた女性の悲劇を描く。‘日活名作ロマンシリーズ’。
26才のまだピチピチとした体をもてあます未亡人。夫に先立たれて間もないDPE屋の女主人民子は、夜な夜な一人寝の淋しさに悶えていた。民子は、年はとっても色気だけは盛んな姑の鈴代、ニキビだらけの予備校生で、毎晩民子の写真を見てオナニーにふける義弟の公次の二人を食わしていかなければならなかった。ある日、民子はアベックの客から、二人の愛の証しにあれをしているところを記念撮影してくれと頼まれる。
‘欲望のアナーキスト’曽根が監督、『色情姉妹』の峰重義が撮影を務めたエロスドラマ。倦怠期を迎えた夫婦が、紆余曲折を経て互いの愛を再確認する様を描く。主演は初期ロマンポルノを支えた宮下順子。‘日活名作ロマンシリーズ’。
横浜福富町、トルコ「○○」―王朝風、従軍看護婦風、大奥風、大正カフェー風、尼寺風etcと様々なコスチュームのトルコ嬢たち。まさに百花繚乱のかんあり。ある夜、タクシーで家路を急ぐ珠貴は、車の中で寝てしまう。気が付くと埋立地に放り出され、三人の若い男に強姦されそうになるが、あとから駆けつけてきた一味の団長は、なんと家出した珠貴の弟・洋一。世の中が狭いものとはこのことで、洋一の恋人・弓は、珠貴の働くトルコの社長・辺見の娘。娘といっても、別に血のつながりはない。