当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
柊信太郎は最近寂し気だ。それもそのはず、彼が経営するキャバレー「ローズ」は近々閉店することが決まっていたのだ。だがそんな感傷とはおかまいなしに、「ローズ」は今日も、性の欲望を発散しようとする男たち、そして彼らのエキスを金に変えようとする女たちでムンムンしていた。なかでも最近店に現れた未也子はヌクことに命を賭けているかのよう。毎年、大学生たちが「ローズ」を会場にして開く新入生歓迎会の席でもフィンガーサービスを披露。初めて見る男の下半身に「エイリアンみたい!」と嬌声をあげる女学生をよそに、次々と手際良く処理していった。そんな騒ぎの中、信太郎のことが気にかかってしょうがないのが娘の逢維子。もしかして恋人ができたのでは…と、かつてのホステスの元を訪ね歩く彼女だが…。平成『ガメラ』シリーズや『クロスファイア』などで、いまやトップ・ディレクターとしての地位を揺るぎないものとした金子修介。その彼が古巣・にっかつに戻って手がけたロマンポルノへのオマージュ。風祭ゆき、岡本麗、橘雪子といった、スター女優が顔を見せているのも嬉しい。
京都に住む大学教授の戸田とゆう子夫婦は、二回りも年が違うがとても仲がいい。ある日、夫の用事で出版社の町田と会うために上京したゆう子は、何かに憑かれたように万引をしてしまう。捕まったゆう子は、東京に住むかつての同級生、邦子の名前を言ってしまう。数日後、邦子から脅しの電話が入り、夫が出張する火曜日に上京することを命じられた。邦子は館と呼ばれる高級娼婦館へ強引に連れて行く。美しく貞淑な人妻のゆう子に嫉妬し、堕とそうと計画していた。品のいい紳士がゆう子を指命すると、抵抗する彼女を無理矢理に犯した。呆然とするゆう子は、館のことが忘れられず、夫との交りにも異常に興奮してしまう。ゆう子は、火曜日の度に上京するようになり“火曜日の女”と客の評判となっていた。ゆう子に好意を寄せる町田は、このことを友人から聞き、京都の戸田に“火曜日の女”と遊ばないかと誘う。上京した戸田は館でゆう子と対面した。戸田は激昂しゆう子をズタズタに打ち、犯すが、やがてお互いに理解し合うかのように微笑を交わした。外で待っていた町田に妻ではなかったと話す。次の火曜日、町田は館を訪ねたが、“火曜日の女”はもう辞めてしまっていた。
江戸時代末期、女衒12代目の吉藤次は、ある娘市で、肌の艶・乳の丸み・腰の張り具合、そしてアチラは<エレキクラゲ>という絶品のモノを持つ、フーテンのお新(片桐)を手に入れる。品川の女郎屋の女将・お綱は、これなら千や二千の小判は稼げると大喜び。ところが予想以上にオツムの弱いお新に、お綱は大弱り。「好きなコトしてゼニもらう」の言葉を勘違いしたお新は、初見世の日に飯を食ってグウグウ。改めて関取・雷山に初見世を頼んだところ、四十八手の裏表を教えようという関取の意気込みとは裏腹に、お新は雷山と相撲を取ってしまい、勢い余った関取は床板を破り階下へドスン。ちょうど男とまぐわっていたお千賀(山口)は、ケイレンして外に運び出される始末。その後も、金貸しスケベ座頭三人、土地の顔役・ジロリの紋太などが、噂の女郎を味わおうと次々に女郎屋を訪れたのだったが…。時代考証なんてなんのその。“電気ソケット”に手を突っ込んだり、菊次(アベ)にレズりながら“How to Sex”を教えてもらったり…。田中陽造(初脚本)と曽根監督の息がピッタリ合った、アナーキーなポルノ。
ジャンル | |
出演女優 | |
発売日 | 2004年7月30日 |
評価 | |
シリーズ | |
メーカー | |
監督 |
|
作者 |
ミキ(寺島)、さおり(太田)、圭子(高原)のツッパリ・トリオは、今日もそれぞれに、お金稼ぎ。万引き口止め援○交際のミキ、トップレス喫茶でおっぱいブルルンのさおり、風俗お風呂でシャボンまみれの圭子…。ところが、その上手をいくのが、ミキの妹・チビ(森村)。なんと若い娘斡旋グループの総元締め。こちらの方が、よっぽど金になる。煽られたさおり、圭子、それに姉のミキまでもがチビの傘下に入ることに。そんなある日、チビはヒデオという歌手志望の男と知り合う。ところが、このヒデオ、16の時に、厚化粧の女のドドメ色の部分を見せ付けられて以来、女にはときめかない体に。彼の歌をダメにしているのは、それが原因とばかりに、チビはミキ達に協力を依頼。3人3様のショック療法を試みるが…!?コギャル、マゴギャル、束になっても構わない。東南アジア・ルートまで絡む、ピンクな頭の4人娘の困った性行状記。
その夜の女の顔は天使のように輝いていた…。鬼才・相米慎二が男と女の生と性の関係を擬視して描く傑作ポルノ。「キネマ旬報」で80年代を代表する監督の第1位に選ばれた相米慎二が、「台風クラブ」に続いて手掛けた唯一のロマンポルノ。自分の会社が倒産、愛妻まで借金取り立てヤクザの餌食にされてしまった村木(寺田)。彼はホテトルのおんな(速水)を道連れにしようとするものの、性具に悶える彼女の表情になぜか思い止まってしまう。2年後、タクシー運転手として再起した彼はあの夜の女とついに運命の再会をするのだったが…。脚本は「死んでもいい」の石井隆。彼の永遠のモチーフ=村木と名美の世界を相米慎二は山口百恵の「夜へ」を緊張感漲る映像の中、効果的に挿入しつつ展開。花びらが石段に降り注ぎ子供が遊び戯れるラストも秀逸。
酔いつぶれた芳介が目を覚ますと、なんとそこに見知らぬ財布が…。それ以来、ツキが回り、今ではスケコマシとして、調子のいい毎日。今日もナンパしたメイ子(芹)の性で屈服させ、一緒に東北へ。ストリップがいかに女にとってトクなショーバイかを説く彼の前に現れたのが、捨てたはずの女・夕子(片桐)。同業のストリッパー・まゆ(絵沢)の亭主を寝取ったと勘違いされた彼女は、一座にいづらくなって、逃げてきたのだ。芳介をめぐる女の戦い…と思いきや、事態は意外な展開を。なぜか夕子とメイ子はウマが合い、一緒にレズ・ショウを演じることになった のだ。だが、感じやすいメイ子は1日4回の天狗ショウにクタクタ。一方、女たちに見捨てられた形になった芳介は、またもや次の女・さゆり(吉野)に粉をかけるが…。「女地獄・森は濡れた」「四畳半襖の裏張り」、と密室空間の性を描きつづけてきた神代辰巳が多くのストリッパー、女優を得て、その性を開放。都はるみ、北原ミレイらの曲で魅せる淫靡なショウも生唾だ。
‘野理子…お兄ちゃんはお前が欲しいよぉー’妹の残り香で切なく自慰する兄の心は淋しい…。ラブホテルで、車の中で…。三田村と不倫の関係を続ける野理子(美保)。一方、兄の悟(阿部)は、自分に好意を寄せる久美(香井)との同棲生活を考えるようになっていた。だが彼女が実家に急用で帰ってしまったために、直子(萩尾)の勤めるソープへ。擬似的なヨガり声を上げる直子に空しさを感じた悟は、翌日彼女の部屋に赴くものの、一瞬早く達し、直子は絶頂漢を得られない。そうこうする内に久美の帰郷が本決まりに。野理子も離婚が決まった三田村から冷たい言葉を浴びせられる。行き場のなくなった二人は、ついに…。禁断の愛を描いてロマンポルノに新風を吹き込んだ美保純主演のヒット・シリーズ完結編。
ジャンル | |
出演女優 | |
発売日 | 2004年7月1日 |
評価 | |
シリーズ | |
メーカー | |
監督 |
|
作者 |
軍隊式ホステス管理で過剰シコシコサービスをする風俗営業現場は、哀感のにじみ出たSEXの奉仕地帯だった!ノーパン喫茶からマントルまで、めまぐるしく盛衰し続けるセックス産業界にあって、根強く生き続けているキャバレー。この映画は、そんなキャバレーで働く人々の姿をコミカルに、しかし、生々しく描いた話題作である。キャバレー「ミスニッポン」新宿グラマー店は、軍隊式人間管理と系列店の売上競争で稼ぎまくっていた。夏期ボーナスのシーズン、どの店も客の豊かな財布を狙って奮闘する中、新宿店は河本店長の発案による“何でもOK”の過剰サービスを実施。客を昇天させることを目標にホステスは全員血眼になっていた。ところがそんなある日、ナンバー2のホステス淳子(岡本)と課長の福永が駆け落ちを。とりあえず和田(伊藤)を係長に昇進させることでこの危機を乗り切った店長だが、今度はナンバー1の宏美(竹井)が無断欠勤。様子を見に行った和田は彼女の日記を発見。そこに永田を慕う気持ちがびっしり綴られていた。翌日、和田は社則を破って宏美を飲み屋へと誘うのだったが…。
ジャンル | |
出演女優 | |
発売日 | 2004年7月1日 |
評価 | |
メーカー | |
監督 |
|
作者 |