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欣一は親から継いだ旅館を経営しつつ競輪選手をしていたが、競輪一本でやっていくため、旅館を留学していた血のつながっていない妹・鮎美に任せることにした。しかし、帰国した鮎美は大人の女性に変身しており、それを見た欣一は心が揺らぎ始め…。
秩父にほど近い温泉街の旅館の女将・双葉は夫の支配人・勇から旅行ガイドのライターがお忍びで取材にやって来るという噂を聞き、それらしき男に過剰接待をしてしまう。それに焼餅を焼く勇に、横恋慕している仲居の邦子が言い寄る。ある日やって来た客は、邦子の元同僚だった。ある嘘をついていた邦子を笑う同僚に、双葉は決然と対する。そして、双葉と勇はこれからも旅館を守っていこうと誓い合うのだった。
東京郊外の、とある旅館。ここを切り盛りしているのは、一男とその妻奈津子。家庭経営のこの旅館は、板前を数人雇った以外は、一男の妹の夢子が接客を引き受けている。ある昼さがり。仕事は殆んど無く、夢子は買い物に出かけていた。部屋で帳簿をつけている奈津子。そこへ、一男がやって来る。「大分、慣れてきたね」「ええ」言葉を交わしているうちにムラムラしてきた一男は奈津子の体に触れ、撫で回わす…
田舎の民宿「偕楽園」では今日も不倫カップルが燃え上がっている。経営者の俊介は従業員の悦子と、俊介の妻の凛子は妻子ある中年男の久木と不倫に溺れている。そんなある日若いカップルが民宿に。悦子は彼らが不倫カップルで、“失楽園”のように青酸カリを呑んで自殺するつもりであると勝手に思い込み…。
茂一とあき子は仲の良い夫婦であった。しかし、二年前に茂一が倒れてからは、二人はまるで地獄のきているみたいだった。あき子は下半身不随になってしまった茂一の面倒を看ている。しかし、不自由な夫が自分を求める時は、なんだか悲しくなる。その上、茂一は必ずといっていいほど、民宿が忙しくなる夕方に求めてくるので、民宿の若い客は、あき子の色気に誘われて…。
大橋早苗は、一年前に交通事故で夫を亡くした。一周忌を終え、やっと心の整理がついた早苗は、夫が残した唯一の財産である旅館に訪ねていく。夫が生きていた間は、夫に任せきりだった旅館であったが、夫が死んでからは毎月赤字が続いていた。このままでは処分しなければならない。そう思った早苗は、自分の目で確かめてから決めようと思った。早苗としても夫の生まれ育ったこの旅館を残したいと思っていた。
客席では、ホステス風の女とその常連らしき男が先程からいちゃついていた。女は客を適当にあしらっているものの、酔っている二人の行為は段々とエスカレートしていく一方だった。 運転手の川間恭平は、バックミラーを気にしながら苛立っていた。タクシーの中はラブホテルじゃないんだ。 女は大股を開き股間を男に触らせ、矯声をあげている。バックミラーからでさえその露な様子が見て取れた。
海辺のとある旅館の女将の竜子は、夜分風呂で泣きながら自分の身体を慰めている。竜子は数日前、夫・実を亡くしたばかりだった。結婚当初、病弱で文学青年の実に対して竜子は辛辣にあたっていた。そんなある日、マイペースの実が珍しく優しく竜子を抱きしめてくれた。しかしその実はもういない…。
筋金入りの詐欺師・望田は、ほとぼりを冷ますために逃げ込んだ温泉旅館で大作家に間違われたことからすっかり人気者に。文学論をでっちあげ女子大生のさやか(桃井)もいただいてしまう。折りしも旅館は経営危機で金貸しの相沢は借金のカタに女将の美鈴(藤森)の体を狙っている。望田は、美鈴に同情して一計を案じることに…。
小料理屋の女将繭美は、結婚式の帰りに元夫の喬と出くわした。喬は葬式の帰りで、若い女と結婚して東京を離れた今日は泊まる所も決めてないという。繭美は彼を家に誘い、久しぶりに体を重ねた。再会を祝い、休みの店を開けて酒を呑み始めると、泥酔した明日香がやって来た…