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お金に男にと軽快にOL生活をおくる沙耶加(高樹陽子)とシオリ(本田舞)。金持ちのかっこいい男と結婚することが二人の最大の夢。条件にあう男をさがして東に西にと、大忙しの毎日である。沙耶加は、まさに今、ホテルの一室で白い裸体をさらけだしてのけぞっている。突き上げてくる快感に我を忘れて陶酔しきっている。のしかかってくる佐久間のたくましい胸に顔をうずめ、夢中で腰を動かす沙耶加の顔は幸福に輝いている。ふたりで絶頂を迎え、シーツ上に果てる。これほどまでに激しく燃えさせてくれる佐久間は、二枚目の会社社長。沙耶加は社長婦人を夢見て、佐久間にお金を渡すのだが…。理想の男を求めて渡り歩く女の様を、あっけらかんとベテラン監督の藤浦敦が描いた、ドエッチロマンポルノ。
小宮鏡子は26歳のOL。バリバリのキャリアウーマンで今は係長だが、男とはほとんど付き合ったことがない。ある日鏡子が仕事を終えて歓楽街の店に行くと、同僚の由美子が二人のサラリーマンといた。四人はビジネスホテルに入り、鏡子も男の一人と部屋を取ったが、フェラチオを強要された。男が眠ったので部屋を出ると、隣りから由美子の「氷を使ってみない」という声が聞こえてきた。ある夕方、鏡子は会社で由美子の電話を取ったことから松下という男と知り合い、彼女のほうからホテルに誘ってみた。そして、すっかり由美子になり切って遊んだ。何日かが過ぎ、五時十五分、由美子の机の電話がなった。が、いつも定時に帰るはずの由美子が残っている時、松下から電話が入った…。
柊信太郎は最近寂し気だ。それもそのはず、彼が経営するキャバレー「ローズ」は近々閉店することが決まっていたのだ。だがそんな感傷とはおかまいなしに、「ローズ」は今日も、性の欲望を発散しようとする男たち、そして彼らのエキスを金に変えようとする女たちでムンムンしていた。なかでも最近店に現れた未也子はヌクことに命を賭けているかのよう。毎年、大学生たちが「ローズ」を会場にして開く新入生歓迎会の席でもフィンガーサービスを披露。初めて見る男の下半身に「エイリアンみたい!」と嬌声をあげる女学生をよそに、次々と手際良く処理していった。そんな騒ぎの中、信太郎のことが気にかかってしょうがないのが娘の逢維子。もしかして恋人ができたのでは…と、かつてのホステスの元を訪ね歩く彼女だが…。平成『ガメラ』シリーズや『クロスファイア』などで、いまやトップ・ディレクターとしての地位を揺るぎないものとした金子修介。その彼が古巣・にっかつに戻って手がけたロマンポルノへのオマージュ。風祭ゆき、岡本麗、橘雪子といった、スター女優が顔を見せているのも嬉しい。