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平家敗れて、夜には敵の男と通じるー。建礼門院と義経の燃ゆるような褥を綴る名匠・神代辰巳の王朝ロマンポルノ!平家の女を半裸にして淫らな楽しみに耽る源氏の男たち。今、彼らは壇の浦での戦いの勝利の美酒に酔いしれているのだ。泣きながら耐える女たち。その中に安徳帝を抱いて入水しながら、心ならずも捕らえられた建礼門院(渡辺)がいた。高貴な身分の彼女に言い寄る義経(風間)。戸惑い、狼狽、怒り、恥らう建礼門院に、さすがの義経も自分が神の怒りに触れてしまうのでは…と躊躇。だが、やはり男と女。酒をすすめ掌にさわり…。拒まれて、また口説いては舌を愛撫し、乳首を揉んで…。一進一退の末、ついに指先はスルリ。緋袴の奥でふるえる建礼紋院の肌。「恥ずかしい」「いけません」は、やがて「私を弄ばないで」に。気がつくとその手は義経の体を求めて宙をさまよう始末。かくして絡み、うねり、喘ぎの夜はふけていく…。好事家の間で秘宝としてもてはやされる「壇の浦夜の枕合戦記」。風間杜夫の快演、豪華女優陣の濃厚であでやかな悶え…。名匠・神代辰巳ならではの傑作王朝艶笑譚。
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発売日 | 2004年7月23日 |
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「外の光が邪魔なのよ」…。雨戸を閉め、吉蔵(江角)の匂いが、逃げないようにする定(宮下)。もう、この待合で二人っきりになって、どれだけ経つだろう。彼女は布団も代えさせようとはしない。「布団にもこの人の匂いが染み込んでるんだから…。」それが定の言い分だ。二人の交わりは、さらに危険な方向へと進んでいく。吉蔵の首を締める定は、嬉しそうに言う。「吉さんが私の中でピックピクしてる。」だが、吉蔵の体が弱り、一旦家に帰ることを提案したことから、定は彼を絞め殺してしまう。「もう誰にも触らせないよ。誰にも…。」“男”を切り取った定は、吉蔵の足に、敷布に“定・吉二人”“定・吉二人キリ”の血文字を書き、手に“定”と彫り刻む。そう、吉蔵は、ついに定だけのものになったのだ!“誰もがすること”をして“誰もがしなこと”を実在の女性・阿部定!『四畳半襖の裏張り』の宮下順子と江角英明の名コンビを得て名匠・田中登が濃密なタッチで描く究極の男と女の世界!
釜ヶ崎で春をひさいでいる19才のトメ(芹)。彼女は、同じく娼婦の母親・よね(花柳)と、どこの誰だか分からない客との間に生まれた子であった。弟の実夫も、トメとは父親が違うものの、同じ身の上。しかも精神にハンディを負っていた。そんな中、トメは、特に気負うことなく日々をやり過ごしていく。だが、今まで身を置いていた小料理屋から抜け出し、フリーになったことから、女将の百合(絵沢)の怒りに触れ、痛い目に遭ってしまう。そんなある日、同じドヤ街に住む文江(宮下)をめぐって、凄惨な事件が発生。やがて、よねは客の子を流産。残されたトメは、実夫を哀れみ、自分の体を与えるのだったが…。ガス入りダッチワイフによる爆発無理心中、通天閣から吊るされる鶏など、非日常的に捉えられた大阪の街の中を、ボロボロの服をまとって彷徨する芹明香が秀逸。『秘 女郎責め地獄』で日本映画監督教会新人奨励賞を受賞した田中登が翌’74年に放った不思議な魅力に富んだ作品だ。